退職金を運用する人がやりがちな失敗

この記事では退職金を運用する人がやりがちな失敗について見ていきたいと思います。

これを見たからと言って成功するとは限りませんが、今までの投資の先人の人たちがしてきた失敗を見ておくことは損にはなりません。

まず最初にシンプルな本質をご紹介します。

投資の世界で有名なウォーレン・バフェットという人がいますが、このウォーレン・バフェットは派手な投資話が飛び交う金融のメッカであるウォール街と距離をおいていることでも知られています。

つまり他人の情報に振り回されるのを嫌い、会社もどちかというと地方都市にかまえています。

しかし、その運用成績は図抜けており、ウォーレン・バフェットが経営をしている会社は世界の時価総額トップ10に入り、ウォーレン・バフェット自身も億万長者になっています。

そのウォーレン・バフェットが様々な投資運用からくる失敗によって心に刻んでいる掟が2つあります。

ルール1、損をしないこと

ルール2、「ルール1」を忘れないこと

これがウォーレン・バフェットのルールです。

「え?そんな事、言われなくてもわかってるし、損なんかしたくないよ!」と、思いますよね。

でもこの裏には多くのウォーレン・バフェット自身の失敗、他の投資家、一般の人達による主に精神面からくる失敗に加えて金融知識不足による失敗などが含まれているのです。

「損をしない」ということは、やってはいけないルールが存在します。

ここから先は、そんな退職金運用や投資においてやりがちな失敗について見ていきたいと思います。

失敗1、愚痴をずっと言ってしまう

たとえば、人から進められた金融商品が値下がりをして損をしてしまったとします。

ここで愚痴をいい、いつまでも引きずっていても退職金の運用がうまくなるわけでも、お金が入ってくるわけでもありません。

退職金運用含め、運用や投資の世界は全て自己責任です。

自分の意志で決定をくだせば、たとえ一時的なマイナスになったとしても自分が下した意思決定を振り返り、反省し、次にいかせます。

失敗2、やってみないと結論が出せないことを怖がってしまい、結果何もやらない

口座開設にしても、はじめての金融商品の購入にしても、いくら準備をしても他人のケースとは、タイミングや時期が違うため、同じ結果にはなりません。

つまり、投資に関してはやってみないとわからないことも多いので、最低限のリスク分散をした上で怖がらずに、やってみることをオススメします。

失敗3、誰かに依存してしまう

投資の成功者、金融機関の営業マンなどの意見を鵜呑みにして、お金を投資してしまうことは根拠がないため、仮にその投資がうまくいった場合にどうしてうまくいったのかがわからないのです。

つまり、再現性がないので、次同じような投資をしても大きく失敗する可能性があります。

ですので、まずは基礎的な金融知識だけでも身につけ退職金の運用を行いましょう。

失敗4、感情をコントロールできない

これは投資において最も重要なポイントかもしれません。

最初のうちは慣れないので小さなミスや失敗が起こると思います。

しかし、その時にいかに冷静に対処できるかで運用成績は大きく変わってきます。

焦って、間違いを犯し、小さな失敗の傷がどんどん大きくなる時は、感情をコントロールして冷静に対処をする事が大事になってきます。

失敗5、退職金を全額使ってしまう

いくら儲かりそうな話があっても、絶対に全額の退職金を使ってしまうことは避けなければいけません。

退職金以外にも多くの資産がある上での投資であれば話は別ですが、一生懸命に働いて手にした多額のお金を一気に失うと人生設計そのものが狂ってしまいます。

ファンドのような多額のお金を数百億円預かって行う事業であれば、集中的に投資をしてもいいかもしれまえんが、個人の退職金の運用であれば、まずは2つ、3つと自分にどの金融商品が合うのかの勉強からはじめて、少しずつコツコツと退職金を運用していくことが大事になってきます。

失敗6、言葉の意味がわからずに投資をしてしまう

金融商品は多種多様で、言葉自体の意味が最初はわからないのではないでしょうか?

ですので、まず、自分自身で書籍や講座などを受講しその言葉の定義などを最低限は理解をしなければいけません。

「失敗3」の「誰かに依存してしまう」に通じますが、言葉の定義がわからない上に誰かに依存をしてしまったら、失敗する可能性が非常に高いと考えてください。

自分が理解をした上でやる投資は仮に失敗をしても、次からは原因がわかっているので同じミスは繰り返しません。

つまり、冒頭のウォーレン・バフェットの「損をしない」状況が作れるのです。

以上になります。

金融商品ごとの失敗は様々なパターンがあり、各個人の資産状況やタイミングによるので、一概に決まった方程式はありません。

それよりも、上記の根本的な失敗をやらないことにより、どんどん自分が成長し、その先に明るい老後が見えてくるのではないでしょうか?

知識に関しては下記のような講座を受講すれば、他の受講生や、その講座の過去の受講生の細かな失敗や成功が見れるので金融知識に少し自信がない人はオススメします。

ファイナンシャルアカデミー